ちょいと「ドゥルルン」と、『コーヒー豆(挽いたもの)』を買う冒険に来たのだが・・・。
その日はとてもいい天気。
遠出したい気分だが、仕事で少し遅くなってしまった(休日出勤)。
どこに行こうと悩んだときに、副隊長が「コーヒー豆なくなりそうだから、買いに行こう」と。
おっ!? やっと「普通で」って言える(17年9月『はじめてのおつかい』参照)。
だがその前に、どーしても『愛車を洗車』したい。
ずいぶん洗車してないので、所々に汚れが・・・。
副隊長にも手伝ってもらい、ざっと洗車した(水ぶっかけて、拭いただけ)。
30分ほどの時間だが、見違えるほどピッカピカ(おいちゃん汗だく)。
これで気持ち良く、愛車を転がせる。
腹減って(昼飯まだ)、のどが渇いたが、コーヒー豆買って帰るだけだから問題ないだろう。
町中走りだが、晴天のもと、ピカピカの愛車を転がしてると思うと、とても気分がいい(♪~)。
そして、いつものコーヒー屋に着いた・・・・・んだが、なんと定休日!!
「しまった~、日曜休みか~、ど~すべ?」
定休日を想定してなかったので、おいちゃん、頭の中真っ白(何て日だ!!)。
仕方ない、副隊長と相談して、次の目的地を決めよう。
すると副隊長が、「あれ、すいてない?」と、コーヒー屋の目の前の『コーヒー屋経営のカフェ』を指さす。
確かにすいている(駐車場がかなり空いている)。
腹も減ったし、のども乾いたし、もしかしたらコーヒー豆売ってるかもしれん。
しかも、コーヒーは何度か買いに来たが、カフェにはまだ入ったことがない。
っつーことで、急遽『喫茶店』の冒険に変更。
店内は広く、落ち着いた雰囲気。
ちゃんと喫煙席と禁煙席があり、しかも離れてる(ナイス)。
すいてたこともあり、窓際のいい席をゲット。
テキトーに、美味そげなものをチョイスしようとメニューを見ると、『数量限定』の文字が目に飛び込んできた。
注文を取りに来た店員の御嬢さんに、「まだある?」と聞くと、「まだあります。とっても『がっつり』ですよ」と笑顔の対応。
おっ? 接客イイね。
その時、御嬢さんに、コーヒー豆はないか尋ねたら、どうもインスタントのものしかないらしい(残念)。
最初に来た『コーヒー(オリジナル)』をいただく。
うん、酸味と苦みのバランスがいい、とてもマイルドな口当たりだ。
1つ、このコーヒー、利点が。
それは『カップが深い』こと。
おかげで、長いことあったかい。
雑談してるとやってきた注文の品。
『数量限定ランチプレート』。
おぉ、結構デカい。
男ならまだしも、女性には難しい量だ(『もえ〇ず』や『ギャ〇曽根』には足らん)。
『サラダ』に『ライス』、『あんかけスパ』に『ウインナー、オニオンリング、ヒレカツ』が2個ずつ乗ってる。
あんかけスパは、胡椒の辛みよりも、トマトの酸味の方が強いタイプで、なかなか美味い。
上に乗ってる『ゆで卵をつぶしたヤツ(正式名称なんつーの?)』を混ぜると、辛みも酸味もマイルドに(よくできてる)。
オニオンとヒレカツはサックサクで、あんかけスパのタレと良く合う(懐かしの『赤ウインナー』は、いつもの味)。
もう1つが『サンジェゴサンド』(サンジェゴの意味聞くの忘れたー)。
ピザトーストにハムとタマゴ(レタスとトマトも)がサンドしてある(めずらしい)。
こっちも結構なボリューム。
大口を開けてほおばると、なんだか不思議な感じ。
アツアツの外身と冷たい中身。
ハムサンドでもタマゴサンドでもピザトーストでもなく、しかしある。
なんだろう? ちょっと前にもこんな感じが・・・・・! 福井の『ボルガライス』だ!(17年9月『福井の天気はどうだ!? その1』参照)
感覚的に、とても似ている。
腹は結構ふくれたが、まだ『まったり』したい気分だ。
それに、1つ気になることがある。
それは、おいちゃんたちの席の横のコレ。
幅1m弱、奥行き約20㎝の小さなテーブルに、備品一式(メニューや塩、砂糖等)。
注文を取りに来た、店員の御嬢さん(さっきと違う人)に聞いてみる。
おいちゃん「コレ『子供用』? それとも『満員の時の補助席』?」
御嬢さん「えっ? アハハッ・・・違うんですよ、これはですね、ウフフッ・・・足りなくなったとき用に備品を置いておく場所です、フフッ」
おいちゃん「おぉっ、なるほど、おいちゃんてっきり・・・」
御嬢さん「じゃぁ、お客さん、今度いらした時に、ここ使ってみます? フフッ」
おいちゃん「おっ? いいねー、副隊長と並んで、肩寄せ合って・・・って、いや、せまー、しかもなんも乗らねー」
おいちゃんたち&御嬢さん「アハハハハー」
なんとも冗談の分かる御嬢さんだ。
先ほどの御嬢さんもそうだが、今までにない接客の良さだ。
そして頼んだデザート、『ソフトサンデーベリー』。
もうね、説明はいらんと思うけど、美味い。
それぞれを単体で食べても、混ぜて食べてもgood。
おいちゃん、気づかなかったが、ソフトクリームの器が『クッキー』になってる(ココナッツ風味)。
しかもその下には『生クリーム』まで。
気づいた副隊長、さすが『生クリーム魔人』。
当然副隊長、ご満悦。
一緒に頼んだコーヒー(甘いものにはね)。
『ブラジル・ファゼンダ・ペダ・セラー』。

この舌をかみそうな名前のコーヒーは、『季節おすすめのコーヒー』らしいので、いっとかんと。
酸味が強めでマイルドなコーヒーなんだが、特筆すべきは、その風味。
とっても『フルーティー』。
「香料入れた?」・・・は大げさだが、今まで飲んだ中でも(たかが知れてるが)、1・2を争うフルーティーさ。
このおいちゃんでも、ブラックで飲める。
でら美味い。
ずいぶんまったりして、来週のパワーをため込んだので、そろそろおいとまする。
レジに向かうと、別の店員のお姉さん。
ふと横を見ると、お持ち帰りできる『ロールケーキ』発見(副隊長が)。
どういうものか尋ねたら、お姉さん、奥から店長?を連れてきて、その人が事細かに説明してくれた(わざわざアリガトー)。
するとお姉さん、おいちゃんに、「あの車で来た方ですよね?」と駐車場を指さす。
おいちゃん「えっ? あぁ、そうそう」
お姉さん「ですよね! いらっしゃった時にみんなで「すごい車が来た!」って話になったんですよ!」
おいちゃん「へー、そうなんだ」
お姉さん「えぇ。カッコいい車ですねー」
おいちゃん「アハハッ、ありがとう」
おいちゃんの愛車、少しカスタムしてある。
喫茶店の利用者は、女性や中高年が多いため、ほとんどが『ファミリーカー』。
なので、よほどめずらしかったのだろう。
駐車場に向かうと、後ろから同じタイミングで出てきた中高年のご夫婦が、声をかけてきた。
オッチャン「車、カッコいいね」
おいちゃん「ありがとうございます」
オッチャン「実は僕もね、昔色々乗ってね・・・」
などと、色々話をした。
奥さんが「ピカピカね」と言うので、「さっき、洗ったばっかなんですよ。んで、のどが渇いたんでここへ」と。
最後にオッチャン、「今はコレ」と言いながら、横に止まっていた軽に乗り込む。
そして、片手をあげて去って行った(いやー、カッコよさは『車』じゃないねぇ)。
夜に食べた『ロールケーキ』も美味かった。
『紅茶キャラメルロール』。
紅茶のいい風味の中に、甘さとほんの少しの苦み(キャラメル?)が、うまーべらす。
甘さ控えめで、「いくつでも食べられる」って副隊長が(ちゃんと、用法、用量を守りました)。
今回、なかなかいい旅だった。
メシは美味いし、人もいい。
しっかし、『接客』、サイコーだったな。
数々の店に行ったが、今までの中でも5本(いや3本かも)の指に入るレベルだ。
おかげでその日1日、とても『ハッピー』な気分だったよ。
次行く店も、こうだといいなぁ。
副隊長「あっ、『コーヒー豆』買ってない」
おいちゃん「ぬぁー!? そう言えば、『お茶』しに行ったんじゃなかったーー!!」