さて、2日目の天気。
2日前は雨の予報だったが、はたして・・・・・。
ちょー天気いいッス!
いやー、雨用、晴れ用の予定を用意しておいてよかった。
なので今回は、晴れ用のお出かけ先へ(雨用は、また今度)。
・・・の前に、ココは副隊長の地元なんで、お世話になった人へのあいさつが先。
名古屋で買った『ういろう』を持ってうかがったら、とても元気そうだった。
しばらく談笑したのち(アイスもろた、アリガトー)、予定の場所に向かう。
さて、いきなりメシ。
ココは、越前海岸沿いにある、海鮮料理の店。
福井市の中心部からは、ちょっとあるので、ちょうどいい時間に(と言っても11時ちょい過ぎ)。
朝が早いおいちゃんたちは、おなかペッコリー。
取り急ぎ中に入ると、すでに数名の客が。
とは言っても空いてるので、好きな席を陣取る。
メニューを見ると、いろんな料理が並ぶ。
こういう時(旅行)は、値段をあまり気にしないで頼みたいもんだが、つい金額を見てしまう。
結局、安いものを頼んでしまった。
料理を待つ間、スクッと立ち上がり周りを眺めると、大きな窓から『海』が見える(ほんの少し。枯れ木が邪魔)。
「おー! オーシャンビュー!(ほんのちょっと)」
でも残念ながら、座ると見えない。
立つ、見える・・・座る、見えない・・・立つ、見える・・・座る、見えない。
疲れたのでやめた。
そうこうしてる間に、料理到着(スゲー早く来た)。
こ、これは・・・質素と言うか、値段相応と言うか・・・。
おいちゃんが頼んだのは、『店の名前定食』。
メインの魚は、日によって変わるそうだが、この日は『イワシ』。
頼む前に魚の説明は受けたが、このサイズで1匹・・・。
じゃぁ味はと言うと・・・まさかの普通。
生臭いわけではないので、おいちゃんでも食べれるんだが・・・。
おかしいな? 海が近くにあるのに・・・・・なぜじゃー!
副隊長は『天丼』、隊員Rは『天ぷら定食』。
隊員Rの天ぷら定食は割愛(まことにすいまめ~ん)。
天丼は、とても豪華な見た目。
「天丼が正解か?」と思ったが、有頭エビの頭を取ったら、それなりのサイズに。
味は・・・・・普通。
う~ん。
しかし、おいちゃん、さすがに足りなくて、『ミニブリ丼』を追加。
やってきたミニブリ丼の見た目はバッチリ。
問題の味は・・・・・おっ!? コレは美味い。
極上と言うわけではないが、今までの中では1番だ。
よかった美味いものでしめれて。
客の入りは悪くない(12時前に、ほぼ満席)。
観光客がほとんどか。
値段はリーズナブルで利用しやすいが・・・。
高いものだったら、もっと美味かったんだろうか? それとも・・・。
さて、一応腹はふくれたので、次の目的地へ。
ココは『坂井市三国町』。
近くに『東尋坊』があるが、なしの方向で。
今回は、町中を探索したいと思う。
この周辺には、この地図にあるように、色々な見どころがある(裏にも別の地図が)。
ちょっと歩くだけでも、このようないい感じの街並みが(ちょっと残念なのは、店があまりないことか)。
そして、我々の目的地の1つがココ。
『旧森田銀行本店』。
1920年(大正9年)に建てられた銀行で、福井県内に現存する、最古の鉄筋コンクリートの建物だそうだ。
しかも、1994年(平成6年)まで、使用していたというから驚きだ。
現在は、『登録有形文化財』に指定されている。
銀行横には『蔵』があり、中にはこの町の祭りで使われると思われる『山車(この地域では『やま』と呼ぶ)』が収められてるようだ(先ほどの地図の裏に、蔵の場所が書かれている。どうも他にもたくさんあるようだ)。
中を観覧できるというので入ると、どうも観覧無料らしい(募金箱があったので、募金しといた(副隊長が))。
「おー! スゲー!!」
中は、とても豪華な造り。
見惚れていると、「案内いたしましょうか?」と不意に横から声をかけられた。
そこには、おいちゃんの大声で小部屋から出てきた、ボランティアガイド?のおねいさんが、にっこり微笑んでいた。
「あっ、えーと、よ、よろしくお願いします」。
せっかくなので、お願いすることにした(人がいるとは思わなかったので、あせった)。
㊧手前の柱、『大理石』のように見えるが、『木』で出来てるとのこと。左官職人が大理石に見えるように、がんばったらしい。
㊨貴賓室(重役室)。いろんな特別仕様が施されている。『七宝焼』の取っ手が付いてるとか、暖炉の大理石がピンクがかってるとか。
㊧人が余裕で入れる『金庫』。今は、物置になってんのかな?
㊨金庫横にある『小さな金庫』。おねいさんによると、「金庫に閉じ込められた時ようの『脱出口』」らしい。使うこと、あったんだろうか?(想像すると、ちょっとマヌケだ)
㊧一階から上を見上げると、見事な『彫刻』が。2階に上がると、よく見えるそうなので、2階へ。
㊨横から見ると、立体的になっている。ここに『シャンデリア』でも吊るしてあったんだろうか? おねいさんに聞くの忘れた。
㊧1階の貴賓室よりは質素な『会議室』。ただ、暖炉横の腰板(木の壁)には『象嵌【ぞうがん】(木に模様を彫り、貴金属等をはめ込むもの)』が施されている(貴賓室にもあった)。
㊨2階からの俯瞰【ふかん】。ここからは見づらいが、1階のカウンター、『ケヤキの一枚板』で出来てるそうだ(約7メートル)。最初の中の写真の方が見やすいか。
おねいさんには、他にもたっぷり説明してもらった。
説明がなかったら、「古い銀行だねー」「雰囲気イイねー」で終わるとこだった。
「ありがとう、おねいさん」、礼を言いい、銀行を後にした。
ココに来たのには、もう1つわけが。
銀行から歩いてすぐの、ココがその場所。
『酒まんじゅう』の老舗、『にしさか』。
副隊長も、あんこはそんなに得意ではないが、ここの酒まんじゅうは別。
この地域には、他にも酒まんじゅう屋はあるが、ココがいいと。
昔食べた、『思い出の味』らしい。
外観も内装も、いい雰囲気。
副隊長もキョロキョロ。
副隊長も、店に来たのは初めてだそうだ。
商品は、『酒まんじゅう』、『どらやき』、『水まんじゅう(夏期?)』、『水ようかん(冬期)』のみ(福井では、水ようかんは冬のお菓子)。
副隊長、ソッコー酒まんじゅうを購入(家で食べる用。食べると、酒の芳醇な香りが口の中に広がる・・・・・と書いてあった。でもホント)。
副隊長、ご満悦。
おいちゃんはその間、横にある『水まんじゅう』に、目が釘付け。
え? おいちゃんも、あんこ苦手じゃないかって? ふっふっふ、水まんじゅう、あんこのもあるが、おいちゃんが見てるのはコレ。
なんと『青桃』入り!
おいちゃん、果物の中で『桃』が1番好き(高くてあんま食べれんが)。
この日は、ちょっと暑かったこともあり、水まんじゅうも購入(やった!)。
店員さんに聞くと、店内で食べれるそうなので、いただくことに。
しかし、いいビジュアル。
中の青桃が透けてる感じが、さらにいい。
食べるのが、もったいないぐらいだ(食うけどね)。
3人仲良く、いただく。
!!!
美味い!!
外の葛はもっちもち。
中の青桃は甘すぎず、いい風味で、歯応えがあるが、やわらかい(種までやわらかい)。
いやコレ、サイコー!!
家まで持って帰れないのが残念だ。
店を出て、歩いていくと見えた、銀行横のものとは別の蔵。
よく見ると、ガラス張りになっていて、中に人影が見える。
隊員Rと、急いで近づく。
中には立派な『山車』が。
「こっちか?」「そっちか?」言いながら、隊員Rといい場所を探して撮った写真がコレ(ガラスに風景が写り込むもんで)。
中に入っていたのは『自来也』。
忍者で、ガマの妖術を使う、架空の人物(見づらいが、ちゃんとカエルに乗ってる)。
「ナ○トの!?」って隊員Rが言うから、「あ~・・・そうそう(適当。あんまよく知らん)」って言うと、隊員R、ちょっとテンション上がってた(大きいから最初、「こわっ」って言ってたのに)。
さて、次行く場所も近くなんだが、ちょっとあるので、車で移動。
その話は、また続きで。
この写真は、店からの帰り道、ちょっとした坂の上から。
キレイに抜けてて、『九頭竜川』の水面がキラキラ。
そして周りには、風情のある建物。
いいところだね。
・・・つづく