ちょっくら「ドゥルルン」と、『豊川稲荷』の冒険に行ってきた(『ちょっくら』、久しぶり!)。
前から1度、行きたかったのだが、色々タイミングが合わず、何年か越しにやっと。
久々の愛車での遠出(と言っても、高速使って1時間半弱)は少々緊張するが、ハンカチとチリ紙を持って(バナナは、おやつに入りません)、れっつらごー。
高速はとても快適(『新東名』が出来てて、ちょっと焦ったが)。
渋滞もなく、無茶をする車もなく。
グングンと目的地に近づいていくが、そこは焦らず、ちょっと休憩。
『赤塚PA』(豊川は目と鼻の先)。
初めて止まるPAだ。
トイレを済ませて、中を見学。
豊川稲荷に近いせいか、お土産も、それっぽいものが多い。
なにも、わざわざココで買わなくてもいいのでスルーするが、食いもんがちょっと美味そうだ。
イカンイカン、豊川で『いなりずし』食うんだから、ここは我慢しないと。
豊川に着き、高速を下りると、ナビが、おいちゃんが事前に調べた道(グー○ルで)と違う道を指し示す。
おぼえた道に自信はあったが、変に迷っても困るので、ナビに従う。
するとナビは、えらく遠回りをして目的地にたどり着かせた(どうもナビは、『信号』のない交差点は曲がらんようだ)。
ちょっと、腑に落ちんが、着いたココは『豊川稲荷』・・・の商店街。
正面の道の向こうには、『JR豊川駅』がある。
メイン?通りは、左の商店街の少し奥にあるようだ。
「迷わず行けよ、行けばわかるさ」で着いたメイン通り『豊川いなり表参道』。
正面奥には、『豊川稲荷』が見える。
「うぉぉぉー! 早くいろんな店を・・・」見たいのを我慢しつつ、まずは『豊川稲荷』へ向かう。
時間がちょっと早いせいか人がまばらで、店の人に呼び止められるがガマンガマン(後で行くから・・・たぶん)。
こっから少し、左右で。
㊧途中、定休日(閉店?)の店のシャッターが面白いことに気付いた。これは『風神、雷神』(豊川稲荷に関係あるのか?)。
㊨豊川稲荷の門。『稲荷』と呼ばれるが、正式には『妙厳寺【みょうごんじ】』と言う『お寺』。でも、鳥居が立ってて、『商売繁盛の神』を祀っている(詳しくは『ウィ○ペディア』でどうぞ)。
㊧『鐘楼』。鐘が鳴っていたので、ちょい急いだが、間に合わなかった。お坊さん、階段を下りてたよ・・。あぁ、無常。
㊨店のシャッター。書いてある通り、鐘の音は、4キロ先まで届くらしい。ゆるキャラの『狐娘【ここ】ちゃん』が、そう言ってた。
㊧入ってすぐに、『山門(寺の正門)』がある。その左右には・・・
㊨「ででん!」と寺の守護神、『仁王様』が。なかなかの迫力(写真は、加工してあります。こんな仲良く、隣どうしで並んでないよ)。
㊧豊川稲荷(妙厳寺)の真正面。この日は、『骨董市』が開かれていた。おいちゃん、骨董には、あんま興味が・・・。
㊨もう少し、近づいたとこ。右手に、『ご朱印所』がある。最近、流行ってるよね。おいちゃん、ご朱印にはあんま興味が・・・。
㊧妙厳寺本殿。デカい。かなりの迫力。こんなデカい寺に来たの、修学旅行以来かも。
㊨その中にある、これまたデカい『提灯【ちょうちん】』。写真では、伝わりづらいかもだが。
㊧本殿の横から抜けたところに、まだまだ、奥があるようだ。
㊨寄進された『のぼり』の群れを抜けた先には・・・
㊧『大黒堂』と呼ばれるお堂がある。その堂前には、2体の『大黒様』の石像が。さすると、ご利益があるそうだ。
㊨向かって右側の大黒様。腹、ヒザ、打ち出の小づちが、さすられ過ぎてへっこんでる。そういや前TVで、出川のてっちゃんもさすってた。
㊧さらに奥に進むと、狐が守る、細い道に。おいちゃんたちが通ると、のぼりが揺らめき始めた(なんで?)。
㊨しばらく進んで出たここは『霊狐塚【れいこづか】』。人が全然いない。みんな知らんのか?
㊧圧巻なのは、狐像の数。賽銭箱の前まで行くと、周り全部を囲まれてる感じ。とても、神秘的な光景だ。
㊨狐娘ちゃんが言うには、300体以上いるらしい。あれっ? TVでは千体以上って言ってたけど・・・。どっちがホントなんだ?
㊧こんな『三重塔』もある。いわれはサッパリ分からんが。きれいな造りをしてるねー。
㊨さて、参拝も終わったし、そろそろお店めぐりを開始しますか。
豊川稲荷に面するように、『お土産屋』が並んでる。
最初通った『豊川いなり表参道』とは、違う通り。
さっと通ったが、いまいちおいちゃんたちの興味を引く感じではなかったので、ウインドウショッピングで終わらせる(ゴメンねー)。
戻って、豊川稲荷正面。
すぐそこの店に興味をひかれ、中に入る。
う~ん、なんだが『店名』に、見覚え(聞き覚え?)があるんだが、気のせいだろうか?(おいちゃん、豊川稲荷は初めて)
『食べ物系』と『雑貨系』の混在した店内。
店内を物色していると、『お茶(無料)』を発見。
おいちゃんたちがそれを見つけるとすぐに店員さんのおねいさんが、「ご自由にどうぞ~」と、やり方を教えてくれた。
この日は結構暑かったので、遠慮なくいただく。
無料なんだが、受けた恩は返さないといけないので、いくつか商品を選ぶ(飲むときすでに1個持ってたけどね)。
すると、どこかから、とても懐かしい歌が聞こえてきた。
♪喜楽の、ほーじゅまんじゅ~♪
!!!
ふぃっと横を向くと、『宝珠まんじゅう』の文字。
そして、ラジカセから流れる、懐かしい歌。
「えっ!? ココ!? ココがあのCMの店!?」
おいちゃん、思わず声に出してしまったら、店員のおねいさんが「そうなんですよ~」と。
「うわっ、ちょっと感動!」と言ったら、おねいさん喜んでくれて、お店のこと、宝珠まんじゅうのことを色々教えてくれた。
その中でも面白い話が、宝珠まんじゅうの中の餡に『米粉』が入っていて、その米粉は豊川稲荷に奉納した米を使っていること。
なので、『食べるだけで、ご利益がある』こと、その奉納の日が今日(おいちゃんたちが行った日)であること。
おねいさん「お客さんたち、運がいいね~、なにか御商売を?」
おいちゃん「ええ、パン屋を」
おねいさん「!・・・・・そ~、もう、お参りはされた?」
おいちゃん「はい、してきました」
おねいさん「じゃぁ、商売繁盛間違いなしだよ」
おいちゃん「だといいんですけどね~」
等々の会話をした(おいちゃんが『パン屋』だと答えると、大概の人は絶句する。おいちゃんが怖いのかい?)。
精算を済ませ帰ろうとすると、「気を付けて帰ってね~、いってらっしゃい」と店員のおねいさん。
『いってらっしゃい』・・・いいね~、『また帰ってきてほしい』って意味だよね。
なんだか、ほっこりしたよ。
さて、まだ何も食ってない。
『豊川稲荷』に来たんだから、『いなり』食わんとね(うなぎも捨てがたいが・・・)。
まずはこの店。
和モダン的なこの店のいなりの特徴は、『いろんな具』。
左から順に、スイーツ、おから、普通、五目、わさび、大根の漬物。
おからはね、昔は中身が『ご飯』じゃなくて『おから』だったんだって。
わさびは、生のわさびと、わさびの漬物(甘辛)が乗っていて、ツンとし過ぎず、わさび苦手な副隊長も、おいしくいただいてた。
おいちゃんが気に入ったのは、大根の漬物。
甘辛いいなりと、漬物の酸味がマッチしていい感じ。
えっ? スイーツ? 触れないとダメ?
これはね、焼いたいなりの中に、生クリーム、生クリーム入りさつま芋、そしてこの赤いのはイチゴ・・・・・じゃなくて『トマト』。
うん、おいちゃんは、さわやかな感じで嫌いじゃなかったけど、副隊長は複雑な顔してた(美味いは美味いよ?)。
次はこの店。
昔ながらの風情が漂う外観のこの店は、いろんな味を付けた『あげ』が特徴。
おいちゃんたちが購入したのは、うめ、柚子、大葉入りの天ぷらいなり。
うめと柚子は、さっぱりとした感じで美味い。
天ぷらは、サクッとした衣の食感と、大葉の風味がいい感じ。
この天ぷらいなり、『なんたら選手権(忘れた)』で、優勝した品らしい。
ただ、前の店にも、他の店にも、『なんたら選手権優勝の品』って書いてあるものがあった。
もしかして、順番に優勝が回ってくるのか?
でも、実際に美味かったし、そんなことはないか・・・。
ちょっと、疲れたのと、のどか乾いたので喫茶へ
ここも、その並びにある店の1つ。
雰囲気のいい外観と、かわいい?キツネたち。
しばらく、外で眺めてたら、「・・・・・暑っ!」、暑いのと、のどか乾いてたのを思い出し、中へ。
店内は、座敷(テーブル席もある)と味のある座卓、和装飾とお土産が並んでて、とても雰囲気がいい。
なんだかすごく懐かしい気がして、落ち着く(癒される~)。
そんなに量を食べてなかったおいちゃんたちは、ちょっと小腹がすいてたので、『飲み物(オレンジとリンゴジュース)』と『おやつ』を。
頼んだのは、『コーヒーゼリー』と『そわか団子』。
・・・そわか団子、そわか?
たしか、仏教の言葉(お祈り?)の最後に付く言葉だよな。
気になったので、店のおねいさんに聞いてみる。
すると「『願いがかなう』とか、『幸せになる』とかの意味があるので、団子を食べた人がそうなるといいなと思いつけました」と、答えてくれた。
なるほど、それは心して食わんと。
団子は、注文してから焼いてくれるので、あっつあつのもっちもちで香ばしく、とても美味かった。
しばらく店内の雰囲気を楽しみながら涼んで、精算を済ませた帰り際、「お気をつけて。いってらっしゃい」と。
おおっ、また「いってらっしゃい」だ。
いや、いいもんだね~、また帰ってきたくなる『魔法の言葉』だ。
店を出ると、右側が『やかましい』。
右を向くと、この『看板』たち。
懐かしい看板たちだが・・・・・これはやりすぎだろ。
これが今回買った、お土産たち。
キツネをかたどった(左右で形違う)『マドレーヌ』は、普通に美味いマドレーヌだった(キツネ以外、豊川関係ねー。でもお土産って、そんなもんだよね)。
マドレーヌの上の『虎の巻』は、豊川稲荷のキツネがくわえてる巻物をかたどったもの(たぶん、どこかにちっちゃく写ってる)。
そして懐かしの(食べたことはない)『宝珠まんじゅう』。
半分餡、半分夏仕様で抹茶餡(1個が半分ずつに分かれてるわけではない)の組み合わせ。
カステラのような生地の中に、こしあんが入ってて、そんなに甘くどくなく食べやすい(抹茶餡の方が、さわやかでいい感じ)。
『長く愛される味』ってやつだね。
宝珠まんじゅうの上に、ちょこんと乗ってるのは、豊川市のゆるキャラ『いなりん』のマグネット。
特に必要だったわけじゃないが、なんとなく記念に、ノリで。
『豊川稲荷』、なかなか良かった。
思ってたより、デカくて、立派。
『霊験あらたか』らしいから、きっと願いも叶うよね。
でも『稲荷』なのに、『寺院』ってのは変わってる。
知ってはいたけど、中に入っても、神社と寺が混在してるので、「どっちだ!?」ってなる。
なので、最初忘れてて、『柏手』打ってたよ(パンパンって)。
『願い』、叶わんかな~・・・。
商店街も良かった。
寺社という場所柄、お年寄りの相手が多いためか(この日も多かった)、接客が丁寧で、あったかい。
「いってらっしゃい」ってのも良かったな~。
懐かしいCMの店にも行けたし。
実は、『「えっ!? ココ!? ココがあのCMの店!?」おいちゃん、思わず声に出してしまったら、店員のおねいさんが「そうなんですよ~」と』の後、副隊長が「私、店に入ってすぐ気付いたよ?」って。
「だって、歌、かかってたじゃん」って。
おいちゃん、お土産見るのに気を取られて、最初、全然気が付かなかった。
もっと、はよ、おせーてくれ。