ちょいと「ドゥルルン」と、『ケーキ屋』の冒険に行ってきた。
ココのケーキ屋は、前、テキトーに愛車を走らせたとき見つけた店。
ちょっと古臭い(ほめ言葉)感じがいい。
おいちゃんには、入りやすい店だ。
周りは住宅街なので、近隣の常連さんが買いに来るのだろう。
中に入ると、「いらっしゃいませ~」の声はするが人影はなし。
「もしかして、ショーケースより低い人なのか?」と思ってのぞこうとしたが、すぐ店員のおねいさんが奥から出てきた(だよね~)。
店には、結構な種類のケーキ。
値段はリーズナブル。
そして、面白いのが、そのケーキ1つ1つの説明書き。
『オシャレなデザインではありませんが、味には自信あり』とか、
『大人の方限定。子供さんには嫌われる味です』とか、
『聞かないでください。口では説明しにくいおいしさです』等々。
店員のおねいさんに聞くと、このおねいさんが考えて書いてるらしい。
面白いおねいさんだ。
おいちゃんも、見習わんと。
いくつか見繕って購入。
店を出る間際、親子連れが入ってきた。
3歳児くらいの男児が、「おいしそうだね!おいしそうだね!」、「いいにおいだね!いいにおいだね!」と母親に。
「なぜ2回言う」と心の中でツッコんだが、こういう親子連れが、やってくるような、アットホームな店なんだなと思うと、やはり、いい店なのだろう。
愛車を走らせる。
この道を進むと・・・やはり、あった。
前、偶然着いた『たこ焼き』の店(ちゃんと道、おぼえてた)。
おねいさんは『弾丸』のように・・・・・飛び出しては来なかった。
時間がちょうど昼時で、店がとても混んでいたからだ。
でも、おねいさん、おいちゃんたちが愛車で乗り付けると、顔だけこちらを向けて「おぼえてるよ、お兄ちゃん! 久しぶりだね!」と声をかけてくれた。
おぼえててくれたんだ、うれしいねぇ。
で、その掛け声とともに、コンビニの客などが、おいちゃんたちの周りに。
そして、質問攻め。
う~ん、やっぱ、ココの人たちは気さくな人たちだ。
店は大繁盛。
忙しいはずなのに、おねいさん、手のスピードは緩めずに、しゃべるしゃべる(いい年なのに、すげぇバイタリティ)。
んで、「今日は寒い」と言う話になった時、おねいさんたち「私らは暑いんだよ」と。
確かに、ジュウジュウ音を立てて水蒸気を出す、大きな鉄板が目の前に。
見ると、おねいさん方、半そで(正確には、腕まくってる)。
しかも店、パーパーに開いてる(窓もドアも)。
「寒っ!」、見てるこっちが。
他のお客さんとも、よくしゃべる。
隣の2人の孫(女の子)を連れたおばあさんたちに、「ほら、この人たちの車、かっこいいでしょう?」と。
おばあさん「ほんとねぇ。ほら見てごらん?」と孫を促す。
孫たちは、目の前の『焼きそば』を凝視。
どうやら、『花より団子』らしい(そりゃそーだ)。
ソッコー家に帰る(交通ルールは守りましょう)。
よかった、まだあったかい。
今回は、前回言ったとおり、『タレなし』と『辛いタレ』、そして『焼きそば』。
今回も、おねいさん、サービスしてくれた。
「遠くから来てくれたで」って(そんなに遠くないんだが・・・)。
写真じゃ見づらいが、焼きそばの中にたこ焼きが押し込めてある(39、おねいさん)。
焼きそばは、出汁がしっかり効いてて美味い。
タレなしは、思ったより味は薄いが、素材の味がバッチリ。
辛いタレは、醤油ベースでまぁまぁ辛く、身体の底からあったかくなる美味さ。
素晴らしい。
こちらはケーキ(右上に『黄色い物体』なぞ、見えない)。
値段の割にはボリュームがある。
『子供に嫌われる味』のチーズケーキは、とても濃厚で美味い。
ロールケーキは、スポンジ部分がまるで『シフォンケーキ』のようにふわふわ。
そして、どのケーキもそうだが、甘すぎない。
副隊長いわく「どれも絶品!」だそうだ。
たしかに、おいちゃんたちが食べたケーキの中でも、トップクラスに美味い(あくまでも、おいちゃんたちの好みの中で)。
「他のも食べてみんと!!」、副隊長が吠える。
今回は、『大当たり』だ。
たこ焼き屋は、前回で美味いことは分かっていたが、ケーキ屋も、こんなに美味いとは。
他のたこ焼き屋、ケーキ屋にも行きたいが、これを超える物が、はたしてどれだけ存在するだろうか(もちろん行ける範囲の中で)。
「いくらでもあるよ」って言われそうだが、これは、おいちゃんたちの好みの問題。
だって、世間一般に『いい』と言われるものだって、「えっ? これが?」ってことよくある。
『賛否両論』ってやつだ。
次も、おいちゃんたちの好みのものが、見つかるといいなぁ。
おねいさんの、話に花を咲かせながらも、的確にスピーディーに注文をこなしていく姿に『職人』の姿を見た。
ただの『しゃべり好き』な、おねいさんではないってことだ(たこ焼きも美味いし)。
おいちゃんたちもパン作り、もっとガムバルよ。
どちらの店にも、また行きたいね。
「他のも食べてみんと!!」(副)