さてここは今回の目的地『大王崎』。
ここの『灯台』に来るのが目的だったのだ。
駐車場に着いてすぐ目に飛び込んできたのはこれ。
真珠で出来たでっかい『名古屋城』。
そういえば前、テレビで見たことがある。
この真珠屋さんの目玉商品(?)みたいだ。
ただおいちゃんたち、真珠にはあまり興味がないので、ウインドウショッピングしといた。
灯台へと続く道は、坂道になっている(灯台は高いトコにあるからね)。
その坂道の途中、売店が連なっているのだが、以前来た時より店の数が少ない(高校生の時に1度来た)。
シャッターの下りている店がちらほら。
よく見ると、観光客の姿も、以前より少なくなっていた。
おいちゃん的には、混んでないのは助かるが、なんかさみしい・・・。
気を取り直して、先に進む。
ここにある店も、海産物などの土産屋や、真珠屋が多い。
店のおじさんやおばちゃんや犬に声をかけられたが、おいちゃん、早く灯台に登りたくて登りたくて仕方がなかったので、素通りしてしまった(ゴメーン! 今度来たときは必ずよるから)。
灯台に着くちょっと手前、『展望台』があるということで、ちょいと寄り道。
着いたそこは、高台でまぁまぁのスペース。
そしてそこに、絵描きさんたちがいっぱい(この大王崎は絵描きが集まることで有名)。
見ると確かに、灯台が海と共に望めるベストスポット。
我々探検隊は、その中の1人に接触し、話しを聞くことに成功した(水曜スペシャル風に)。
なんでも、絵描き教室のツアーで、色々回っている所の1つらしい(大王崎が)。
20人ぐらいで新幹線に乗って『東京』から来たらしい(聞き取りは副隊長)。
なかなか気さくな、おばちゃんだった(絵も上手)。
(写真は『絵描きの像』とおばちゃんたちと灯台)
絵描きのおばちゃんたちと別れ、少し歩くと、お目当ての灯台が目の前にドーン!
とうとうやってきたこれが『大王埼灯台』(ちなみに、地名は『大王崎』だが、灯台は『大王埼』。読み方は『崎=ざき、埼=さき』のはず)。
うぉー! 血沸き肉躍るぅー! 早く上るぜぇー!・・・・・っと、ちゃんとお金払ってからだね(1人200円。灯台保存のため)。
灯台の中は螺旋階段になっていて、かなり狭い。
おいちゃんと同じ体型の人が降りてきたら、すれ違えないかもってぐらい。
幸い、降りてくる人はいなかったが、踊り場なしの約20m(ビル7階ぐらい)、これが結構キツい。
おいちゃん、なんとか無事だったが、副隊長がヘロヘロに(HPが赤色に)。
だがしかーし! 眼前に広がるその景色に、疲れは一気に吹き飛んだ。
なんという眺望! なんという絶景!
「うぉー! すげー!」「おーっ! きれー!」・・・・・どこみても、これしか声が出てこない。
おいちゃんたちは30分ぐらいそこにとどまり、景色を楽しんだ(それでも足らんぐらい)。
しばし景色をご堪能あれ。

正面、おばちゃんがいた展望台。 透き通る海。

灯台のレンズ。 地球って丸いんだね。

威風堂々。
下に降りると、灯台横に『資料館』があった(来たとき気づいたが、とにかく灯台に上りたかった)。
景色は堪能したので、ちょいと熱さましのため入館。
1階には、昔使っていた実物(大?)のレンズが鎮座。
かなりデカい。
部屋の中は薄暗く、よく見ると電源のスイッチがあったのでON。
すると突然、レンズが光りだした(うおっ!? まぶしっ!!)。
くるくる回りながら、赤と白の光で部屋中を満たす。
なるほど、「この強い光で航海の安全を守るのか」と納得。
でも、ちょい焦った。
2階には、灯台の歴史や仕組みが、フリップや模型で展示。
ここにもスイッチがあり(いくつもある)、押すと映像や音声で解説が始まった。
なるほど、そもそも灯台とは・・・・・(以下略)。
いや、なかなか楽しめた。
帰りは、別の道から降りる。
下まで降りた時、趣のある寺があった。
どうもこの『仙遊寺』は、『九鬼一族』を祀る寺らしい。
『九鬼水軍』は『織田信長』の水軍として活躍し、『毛利水軍』を破り、近畿圏の制海権を奪取したことで有名。
そういえばどこかに、『この大王崎に砦があった』と書いてあった。
・・・と、つらつら軽いうんちくを述べたが、実はこれは後に知ったこと。
その時は何も知らずに、「ああ、立派な寺だね~、へ~仙遊寺っていうんだ」とかいいながら通り過ぎてた。
どこからか、いいにおいが。
そういえば腹減った。
においの元は、駐車場前の『干物屋』。
近づくと大おかみが(おそらく)、やれ食えほれ食えと試食を進めてくる。
実はおいちゃん、試食はあまり好きでない。
食べてしまうと、買わないと悪い気がするから。
しかし、美味そうなのと、腹減りで、ついつい口にしてしまった。
いや、美味いなこれ。
試食した全部を買うわけにはいかないので、その中でも特に美味かった『さめのたれ』と『さんまの干物』購入。
ふと横を見ると、『貝焼きます』の文字。
おかみさん(こっちはおかみさん)、おいちゃんの視線を逃さず、「貝焼き立て、おいしいよ!」の掛け声。
はい、やられました。
『さざえ』『バタ貝(ひおうぎ貝)』を焼いてもらうことに。
しばらくしてやってきたその貝の美味いこと美味いこと(あんまり美味そうなので、写真撮るの忘れて食ってまった)。
しかも、ちょー安い(市価の半分以下)。
その美味さと安さ(+他)について、おかみさんとしばらく談笑した。
その時おかみさんに、「次来るときは、おにぎりを持ってきて、貝と一緒に食べな」とアドバイスをもらった。
うむ、また来よう。
コンビニで、おにぎり買って。
・・・つづく