そのヒーローは、悪者がいなかったのか、暇だったのか、はたまたお金に困っていたのか、『チラシ』配りのバイトをしていた。
普通に配っていたかと思うと、突然くるっとまわって(前転とかバク転とかではない)ひざまずき配る。
どうも人を見て判断しているようだ。
なのでたまに、「ビクッ」っとして配れないときがあった。きっと、判断に迷ったのだろう。
その名はさしづめ『チラシ戦隊 クバルンジャー ブルー』といったところか。
カッコイイゾ ブルー!
ん?おいちゃん? おいちゃんは遠くから見てただけ。
だって、『悪者』と間違われたら困るから。